家の性能を考える
近年,税優遇措置もあり,長期優良住宅を掲げるホームメーカーが増えています.
例えば断熱にしても各社,様々な工法で実現しております.
展示場ではそのメーカーの手法を詳細に説明していただけます.
当然,分かりやすく説明いただけるのですが,
結果としてその工法が良いのかという判断には至れません.
それもそのはず,もし正解があれば,その工法以外は既に淘汰されているはずです.
各社,鎬を削ってることからも正解は一つではありません.
様々なホームメーカーの手法を聞いて,統一の基準でみるものとしてQ値があります.
Q値とは熱損失係数を差し,Q値が小さい程,冷暖房の効率がよい省エネな家となり,
長期優良住宅を謡う基準にもなります.
ホームメーカーは熱く工法について語ってきますが自らQ値まで語るメーカーは多くはないです.「Q値はいくつか?」と確認し,訪れたホームメーカ-の一覧表の一つのパラメータにすることでホームメーカーを選定する一つの材料となります.
その他,U★A値や気密性を表すC値などあります.
性能を重視するならこれらは一通り比較の材料とすべきです.
実際,私も当初,各ホームメーカーの自信あるスキルを聞いてなるほどと思う一方,
選定するという観点では整理がつきませんでした.
同じ土俵で比べられる指標があることを知り,自分の中で整理がつきました.